『詩経』は溌剌たる古代人の精神と豊かな生命の胎動を伝える中国最古の詩歌集である。 それにもかかわらず、儒教の聖典の一つとして特殊な解釈の上に早くから古典化し、詩歌本来の姿が見失われて久しい。この古代歌謡の世界を回復するために、その発想基盤の類似性をわが国の『万葉集』に求め、比較民俗学的な立場から、古代人の民俗と生活感情に即しつつ、哀歓をこめて歌われた民謡や貴族社会の詩のうちにある生命と感動を蘇らせる。

古代人の豊かで鮮烈な精神を伝える、中国最古の詩歌集。儒教の聖典として長く特殊な解釈にさらされ失われてきたこの躍動的な歌謡の世界を、成立基盤の類似した『万葉集』との比較の観点から、見事に復活させた。

最古の詩集『詩経』にのこされたおおらかな恋のうた、南朝の民歌にみられる男女の機微、唐代の詩人たちが描く閨怨の孤独、そして晩唐・李商隠の精緻を極めた恋愛詩―。古代から晩唐まで、中国古典詩における恋愛詩の魅力を縦横に語り、いつの時も変わらない人々の思いを、鮮やかに読み解く。

本書は、明清史研究を牽引する著者による、実証を中心とした論文集である。構成は第一部から第四部に分かれ、終章として第二回中国史学国際会議（二〇〇四年、北京）で報告した「清代後期地方行政対社会控制―与日本之比較―」を大幅に増補して収録する。本書をまとめるにあたり、著者は次のように述べている。 編集に際しては、すでに公にした論稿であること、読んでいただき、幸いに研究の素材にしていただける場合、部分的に論旨の改変を行なうことは不適切と考え、変更は明確な誤脱の訂正、引用論著の書誌情報の明示といった体例の統一などを中心に、最小限の補正にとどめた。･･････こうしたことから生ずる制約をできる限り回避するため、この序論を設け、各章の内容についての総括等を示すことにした。本書に収録した論文は、明示的な反論を受けることなく通説の変更に帰結したもの、各時代・地域にかかわ...(展开全部)

大木康（OKI Yasushi），1959年出生于日本横滨。东京大学文学博士。曾任广岛大学文学部副教授、东京大学文学部副教授，现任东京大学东洋文化研究所教授。主要研究领域为明清文学、明清江南社会文化史。有《冯梦龙<山歌>研究》、《风月秦淮——中国游里空间》、《冒襄和影梅庵忆语》、《明末江南的出版文化》等著作，及相关论文多篇。先后任哈佛燕京学社访问学者，香港岭南大学中文系、台湾大学台湾文学研究所客座教授，复旦大学文史研究院高端外国专家等。

現在だけを見ていては中国はわからない。世界経済の中核であり続けたダイナミックな経済、しかし標準経済学では歯が立たない。そのしくみを歴史から解き明かし、中国経済が今日抱える矛盾の由来をも示す。先史時代から改革開放までを一望する、わが国初の画期的通史。

本书著者山岸猛教授1944年生于日本群马县，1973年于拓殖大学研究生院国际经济研究科修完硕士课程后，进入德山大学经济学部执教，历任助教、讲师、副教授、教授，随后任八千代国际大学政治经济学部教授以及秀明大学综合经济学部教授。在此期间，曾任日本现代中国学会干事、中国辽宁大学专家、日本一桥大学客座研究员，现为日本现代中国学会会员、亚洲政经学会会员、日本华侨华人学会常任理事等。 山岸猛教授一直从事现代中国经济的研究和教学，尤其是侨汇研究几乎成了他半生的研究课题。山岸教授严于治学，勤于笔耕，迄今已出版和发表许多著述，例如《中国手工业变革过程的诸问题——主要对大跃进时期前后的考察》、《关于中国农业机械化运动的一个考察》、《中国的物资管理体系改革与非中央统制物资》、《现代中国计划经济》、《侨汇与侨乡的经济变化》等。 译者刘晓民教授曾在日本的大学经历过长期的研究生...(展开全部)

本书著者山岸猛教授1944年生于日本群马县，1973年于拓殖大学研究生院国际经济研究科修完硕士课程后，进入德山大学经济学部执教，历任助教、讲师、副教授、教授，随后任八千代国际大学政治经济学部教授以及秀明大学综合经济学部教授。在此期间，曾任日本现代中国学会干事、中国辽宁大学专家、日本一桥大学客座研究员，现为日本现代中国学会会员、亚洲政经学会会员、日本华侨华人学会常任理事等。 山岸猛教授一直从事现代中国经济的研究和教学，尤其是侨汇研究几乎成了他半生的研究课题。山岸教授严于治学，勤于笔耕，迄今已出版和发表许多著述，例如《中国手工业变革过程的诸问题——主要对大跃进时期前后的考察》、《关于中国农业机械化运动的一个考察》、《中国的物资管理体系改革与非中央统制物资》、《现代中国计划经济》、《侨汇与侨乡的经济变化》等。 译者刘晓民教授曾在日本的大学经历过长期的研究生...(展开全部)